長野運輸区・長野新幹線運輸区統合について思うこと

 JR労働組合長野地本によると、長野運輸区と長野新幹線運輸区を統合し、新たに長野総合運輸区を新設するそうです。統合は2014年6月に行われる予定だそうです。

統合によって何が起こるか

 一番大きなポイントは、車掌が在来線・新幹線の両方の業務を行うということです。ただし統合後暫くは別々の運用になるとのことです。

 例えば現行の運輸区では、特急しなのの車掌が新幹線あさまの車掌業務を行うことはありません。しかし来年6月の統合後、両方の業務を行えるようになれば、しなのの車掌があさまの車掌業務を行えるようになります。

統合に関しての考察

 統合が行われる原因の一つとして北陸新幹線金沢延伸後の信越本線長野〜直江津第三セクター移管が大きく影響していると考えられます。信越本線の運用がなくなることにより、長野運輸区に多少の余裕ができることから、今回統合が検討されているのだと思われます。

 ただし、長野地本によると、北陸新幹線は長野で乗務員交代を行うとあり、なおかつ北陸新幹線金沢延伸後に運行本数が増えることが予想されますので、北陸新幹線の運行本数によっては、乗務員の負担が増えることも予想されます。

 ただ、それについては松本運輸区や他の新幹線運輸区との調整で問題が起こらない可能性もあります。

長野地区において乗務員事情

 今年3月、松本運輸区上諏訪支所が廃止されました。

こちらは運転士のみの配置でしたが、近年、長野地区においての乗務員事情は徐々に変わりつつあります。

 特に今年3月のダイヤ改正から篠ノ井線中央本線(長野〜茅野間)でワンマン列車が設定されてから、車掌の需要は減りました。(ただし、まだツーマン列車も多いので、0にはなっていないです。)

 ワンマン列車はE127系で運転されており、今のところE127系(またはワンマン運用に対応した列車)の増備計画も発表されていないので、暫くはワンマン運用の増加はないだろうと考えられます。

 その中で長野運輸区の乗務員の需要も多少は減少し、更に信越本線長野〜直江津間の第三セクター移管に伴う運用減少が今回の統合の理由であると考えられます。

まとめ

 北陸新幹線金沢延伸に対する機運が高まりつつあります。その中で忘れてはならないことは並行在来線と周辺の在来線についてです。この先、どのようにして新幹線と在来線の乗務員の体制がかわっていくのか、非常に楽しみです。

(執筆:G_siemens